前田経一
組織の適応モデル

papanda:

組織を変える常識
http://www.amazon.co.jp/dp/4121017897

—組織の適応モデル
<想造された環境と常識>
常識が想造された環境を作り出し、想造された環境が
常識の信頼性を高める。
逆に、常識の信頼性低下が、想造された環境の衰退を
促すことになる。環境の衰退は常識の信頼性を低める。
“想造された環境”と”常識”は循環の関係にある

<常識と不安>
想造された環境が成長過程から衰退過程に移った時、
常識の信頼性が揺らぎ、”不安”が生まれる。
不安は、行動に対する結果が、常識の下で予測される
ものと異なるとき、生じる。経時変化や環境変化によって
常識に基づく予測が、だんだんと外れていくことになる。
その結果、不安は増強されていく。

<不安と互解>
予測外の結果に対して、さまざまな私見が出てくるように
なる。私見が、相互作用によって、互解となる。
つまり、不安の増強が互解の成長を促すことになる。

<互解と常識>
互解の増強は、常識の信頼性を低下させていくことに
なる。
すなわち、
常識の信頼性低下→不安の発生→互解の成長→常識の信頼性低下
という循環が出来る。
この結果、互解が常識を更新するに至り、新たな
常識の下、環境を想造することになる。

著者は、このモデル中に、2つのハードルを見出しいている。
1つは、未練のハードル。常識の下生まれる予測外の結果を
誤差をみなし、不安をむやみに生まない、認識のこと。
もう1つは、臆病のハードル。不安によって生じる互解を
人々が受け入れる際、”検定”という行為でその説の評価を
行う。この評価過程で簡単に互解が常識を更新しないように
フィルタリングが働く。
どちらも、組織の”安定”にとっては必要なものであり、
組織の”革新”に対しては、ハードルとなる存在である。

常識の更新において、新旧の常識が非連続か連続かによって
その更新の突然性が測れる。
常識の更新においては、新旧のそれが重なりあう時期が
ある。この時間が短いほど、突然性の高い革新であると言える。

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